男の更年期障害の為のストレッチとその方法
むくみなど体循環の低下による更年期障害にはストレッチやマッサージすることはよいことです。
正しい方法でストレッチを行ってのデメリットは少ないと思います。
ストレッチをすることによって全身の血行が良くなったり、普段運動をあまりしない人、運動が苦手な人でも自分のペースで行えるなどメリットのほうが断然多いのです。
広い場所が必要ではない、道具も必要としないこともストレッチを行う上でメリットです。更年期に入ってからのハードな運動は体に多大な負担がかかり、また膝や腰などを痛めることもしばしばあります。
正しいストレッチやマッサージは、急に行わない限り腰や膝を痛める事がほとんどない運動です。更年期障害の症状には肩こりや腰痛、頭痛などがありますが、こんな症状で悩んでいる場合はストレッチやマッサージをしてみてはいかがでしょうか。
めんどくさいと思う人がいると思いますが、毎日5分でもいいのでとにかく続ける事が大切です。体の筋肉をしっかり伸ばして筋肉をほぐすことで血行も良くなりますので、更年期の症状が体循環の不良によるものからきている人にはストレッチは良い運動でしょう。
ストレッチの方法を紹介いたします。
男性の更年期のむくみなどの症状によいストレッチの方法
あくまでも更年期による体循環の低下などに起因するむくみなどに対してのストレッチであり、その他疾病に起因するむくみなどの場合は早めに医師の診察をうけることが重要です。
上半身前面と腰、背中を伸ばすストレッチ体操
椅子に腰を深く掛けおろし、背筋や両腕、肘を充分に伸ばしましょう。
息を吸いながら、上半身を後ろにゆっくり反らせていきます。
息を止めて3つほど数えたら、息を吐きながらゆっくり元の姿勢に戻します。
背もたれが後ろに倒れる椅子ではこの運動はしない様に。思わぬ転倒事故がおこることが予想されます。
腰と背中を伸ばすストレッチ体操
椅子に腰を浅く掛けておろし、股を開き、背筋を伸ばして、息を大きく深く吸い込みます。
そして息を吐きながら上半身をゆっくりと頭が両足の間に入るくらいまで曲げて5つ数えて、元の姿勢にゆっくり上半身を戻します。
腰と太ももの裏を伸ばすストレッチ体操
椅子に深く腰掛けて、息を深く吸って左ひざを両手で抱えるようにして胸につくまで引き上げます。
息を吐きながら3つほど数えたらひざを下ろし、右足も同様にしましょう。
腰の筋肉を伸ばすストレッチ体操
あお向けになって、両手を頭の後ろで組みます。
右ひざを曲げて、そのまま下半身を左側にしっかりひねりましょう。
右ひざを床につけて腰の筋肉を伸ばすようにし、そのまま3~5秒間静止してからゆっくり元に戻り右ひざを伸ばします。
左足も同じように一連の運動をします。
足から首まで体の前部・後部を伸ばすストレッチ体操
両足を軽く開いて立ち深く息を吸い、息を吐きながら両手を床につけるぐらいまで上半身を前に曲げましょう。
ひざの裏が伸びているのを意識します。そして元の姿勢に戻ります。
今度は腰に手をあてて深く息を吸い、上半身をゆっくり後ろに大きく反らします。
反動をつけて急に運動をしますと関節や筋を痛めますので、あくまでもゆっくりと最初は痛くならない程度で体操しましょう
背筋を伸ばすストレッチ体操
あお向けになり、お腹に力を入れて両ひざを両手で思い切って抱え込んでその姿勢を1分程度キープします。
息を吐きながらゆっくりと抱え込んだひざを伸ばしましょう。
ひざの裏側を伸ばすストレッチ体操
まず、両足を伸ばして座ります。
手の指先そろえて息を深く吸い、足の先に届かせるつもりでゆっくり息を吐きながら上半身を前に倒していきます。
そして、3つ数えて元に戻しましょう。
こういったストレッチ運動を毎日すべて行う必要は全くなく、どれか一つだけでいいのです。あくまでも重要なことは、少しづつでも毎日続けることなのです。