拝啓 マルティネス師匠は何処へ

2009-11-02

拝啓 マルティネス師匠は何処へ

30数年も前の中学時代、バレーボール小僧だった私の憧れだったのは、当時キューバ男子バレーボールナショナルチームのエースマルチネス(マルティネス フルネームがわからない)178cmと日本の中学生のエース並の身長で、高い、強烈なスパイクをガンガン打ちまくっていた。(アーネスト・マルチネスだそうです)

アーネスト・マルチネス(キューバ)
身長178センチ、指高241センチ、なのに最高到達点363センチ!
1970年にナショナルチーム入り、1981年W杯では銀メダル



あまりの強烈さ故に、相手ブロックの指が裂けてしまうこともしばしばあったというエピソードも残っている。日本も対戦したとき最後にはブロックに跳ぶのが怖くてノーマークになったとか・・・

そんなマルチネス選手を私は師と仰いでいた。関係者の間では140cmとも言われていたマルチネスのジャンプ力に憧れ、日夜ジャンプ力強化に励んでいた。

スパイクのフォームも真似していた。その甲斐あってか、市レベルではそこそこのアタッカーにはなっていた。練習でだが一度だけ相手ブロックの指を裂いたこともある 苦笑(相手によると、元々指の間がひび割れていただけで、そこが広がっただけだとか)

そんなマルティネス師匠の画像をネットで探しているのだが、どこにもない。身長178cm 指高241cm 最高到達点363cmなどのデータは残っているのだが、画像などがみつからない。当時のバレーボールマガジンなどがあれば必ず載っているはずなのだが・・・

今マルチネスのバレーボールに関するデータを改めてみてみると、身長、指高から見てやたら腕が長い。同時代の日本のエース田中幹保のデータ身長195、指高243、最高到達点341と比べると、身長で17cmの差があるのに指高が2cmしか変わらない。ジャンプ力は田中幹保よりマルチネスの方が20cm以上あり、120cm以上跳んでいた計算となる。

そのガッシリしたイカツイ風貌を是非もう一度見てみたいのだが・・・30数年たった今でも私のバレーボールの師匠はキューバ男子バレーのマルチネスなのである。

ちなみに私、今でもたまにバレーをしているのだが、マルチネスもどきのかけらもなくなってしまいました。

追記 2015.12.24
長年探していたマルティネス師匠のお姿、下記ページで発見!「お~マルティネス師匠!」思わず涙うるうるでございました。マスターズバレーのブログのようで、懐かしい名前も出ております。

マスターズバレー2012in高知 写真館【広島県予選会-②】 私を高知に連れてって

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