腰痛の基本的原因

2009-04-28

腰痛の基本的原因腰痛は現代病の一種とまで言われる程、多数の人たちが腰の痛みを抱えています。では腰痛は何故起こるのでしょうか?
腰痛は現代病のひとつとまで言われているが、昔は腰痛になる人はいなかったのでしょうか。ある説によると、腰痛が起こるようになったのはヒトが二足歩行を始めてからだと言われています。


動物は4本の足で歩くことによりからだのバランスが良く、体重の負担が均等に分散されている為、腰痛は動物には起こりにくいと言われています。

人類は進化により二足歩行になった為、体重を2本の足でのみ支える様になりました。この進化で、それまでは4本の足で支えていた体重を2本足で支えるため、重い頭も高いところになりバランスも悪く、下半身へ負担が2倍以上になってかかります。

腰は上半身と下半身をつなぐ真ん中で体を支えているので、我々の腰には重い負担がかかるようになったのです。

人類が二足歩行人類が二足歩行を始めてからと言われる程、腰痛は歴史が長いのですが、昔の人は腰痛を起こす人は現代と比較してかなり少なかったようです。
昔の人に何故腰痛が少なかったのか?
それは今ほど、器具、機械、乗り物などが発達していたわけでなく、ほとんどのことを人力で行っていたからだと言われています。

自身の足で歩き、労働や家事などは自動の機械があるわけではなく自分自身の体を使う手作業で行っており、そういったことで自然と腰が鍛えられていました。

ですから腰やその周りの筋肉、下半身が強く、その結果腰の痛みに悩んでいる人が今より少なかったようです。極端な言い方をするなら、便利になりすぎた現代社会自体が腰痛の原因だと言うことができるかもしれません。

各種交通手段の発達により何キロも歩くことなく行きたい所へ行ける、腰を屈めてタライでゴシゴシ洗わなくてもボタン一つ押すだけで洗濯が完了するし、風呂を沸かすのに薪割りなんてしなくていいし、インターネットを使えば家から一歩も出ないでありとあらゆるものが買え家に届けてくれるなど、現在の我々の便利になりすぎた生活環境が腰痛を起こす人を増加させていると言っても過言ではありませんね。

腰痛予防としてストレッチ、ヨガなどがよく取り上げられていますが、まずは昔の人を見習って、例えば早めに起きて通勤時など少し遠回りして歩いてみるとか。

腰痛の基本的な原因である自分のからだを使わなくなったことを一度考えるのが腰痛克服の第一歩と言えるかもしれませんね。