祭壇 葬儀内容を決める

2010-09-27

祭壇 葬儀内容を決める

葬儀費用で一番大きな部分を占めるのは祭壇である。
これから送る儀式の中心は祭壇であるのだから当たり前である。
葬儀の内容を決めるときはまずは祭壇から決めることになる。
葬儀費用を抑えたいならば祭壇費用を下げるということだ。

葬儀をした葬儀社の会館には、大、中、小と三つの式場があるのだが、私の父の葬儀は二階にある中式場で行った。
この中式場で使用する祭壇は60万円以上となっている。
葬儀社の方に聞いた話では、60万円の祭壇を選らばれることが多く、後はオプションで花を増やしたりする家が多いそうだ。

80万円の祭壇とどちらにするかかなり迷ったのだが、私は60万円の祭壇を選んだ。
弔問してくれる方も少なく、会葬してもらえる方も少ないのはわかっていた、中式場でも閑散として余計にもの寂しくなるのはわかっていたが、祭壇だけはある程度の祭壇にしようと思っていた。
それは何も残された家族の見栄や体裁を整えるためではなく、これまで家族の為やりたいことも我慢し自分のことにお金を使わなかった父を最後くらい“贅沢”とは言わないがある程度なもので送ってあげたかったからだ。
でも結局は「そんなものはいらん!」という父の声が聞こえたような気がして、60万円の祭壇に決めた。

その代わりと言ってはなんだが、弔問・参列してくださった方への通夜供養・粗供養、通夜料理・精進落し料理をすこしいいものにした。
その方が父も納得するかなと・・・