父の臨終

2010-09-21

父の臨終

10日前に自宅で倒れ、救急車で病院に搬送された。
診断ではかなり重度な脳梗塞、危険な状態だった。

担当医からは自発呼吸が困難となった場合、人工呼吸器を装着するかしないかの決断を迫られた。
要するに脳死になる可能性が非常に高く、そうなれば自発呼吸が復活する可能性はない。
父本人が決断する状態ではなく、家族に判断が委ねられた。
医師の立場から人工呼吸器を着けるのは「かわいそう」だという意見を参考にして、つけないことに家族で話し合って決めた。

早朝の検査で脳がほとんど機能していなく、いつ自発呼吸がなくなるかわからない状態と告げられた。
そして母、私、弟が見守る中、午後5時56分静かに息をひきとった。