PCケースにマザーボード組み込み 初めてのパソコン自組み立て 組立編2

2011-04-10

PCケースにマザーボード組み込み 初めてのパソコン自組み立て 組立編2

IOパネルをPCケースにとりつけるさて組立編パート1ではマザーボードにCPUとメモリーをとりつけた、次はケースにマザーボードを組み込むのだが、その前にPCケース背面にIOパネルをとりつける。ケースの内側から外に向かってはめていくのだがこれがかなりキチキチでちょっとコツがいる。四隅をはめて下から上に指で少しづつ押し込んでいくとうまくいくようだ。
ここでIOパネルをきっちり正しくはめておかないと、パネルにあいたLAN・USB・サウンド出力などの穴と、このあとPCケースに組み込むマザーのLANポート、USBポート、サウンド出力端子などとが合わなくなってしまう。
またIOパネルをきっちりはめておくと、マザーがちゃんとケースの正しい位置に組み込まれたかどうかの目安ともなる。パネルの穴と合わない場合、マザーが正しくケースに取り付けられていないということだ。IOパネルがPCケースに正しく装着できたのを確認したあと、続いてマザーボードをケースに取り付ける。

PCケースへマザーボード組み込み

PCケースへマザーボード組み込み

組み立てた後の画像ばかりなので手順の説明には全く無意味なのだが、PCケース後方にIOパネルを取り付けたあとにいよいよケースにマザーを組み込む。マザーには縦に3個横に3個合計9個の穴が開いていて、PCケース側には対応する9個のねじ穴がある。このねじ穴の位置は規格で決まっている。

IOパネルの穴にLANポート、USB、オーディオ出力端子などを入れるとマザーの穴とケースのねじ穴がぴったり合う。ケースのねじ穴にスペーサーをつけてねじでマザーをケースに固定する。スペーサーをつけるのは、マザーの裏の基盤が直接金属のケースに密着してしまうとショートするおそれがあるからだ。

マニュアルをみても、調べても9本のねじで留めるとなっているのだがここで問題発生、真ん中の列の真ん中だけねじで留めることができない。(上の画像の?マークのところ)ケースに突起があり、ちょうどマザーボードの穴にはまっている。探してもほかにねじ穴がないので“まあ1本くらいなくても大丈夫だろう”と8本でとめることに。

ねじの締め方は、一箇所のねじを最後まで締めて順番にしめていくのではなくて、対角線上の位置のねじを同じくらいづつ締めていく。車の教習所で習ったタイヤ交換のねじの締める順番と同じだ。

私は日ごろ機械仕事をしているのだが、4隅にねじがある場合もやはり対角線上に締めていく。1箇所を締め切ってしまうと均等に締まらないし、斜めになったりするんですなあ。

電源を取り付ける

電源を取り付ける

次に電源ユニットを取り付ける。このPCケースは電源を底面に取り付けるレイアウトになっており、底面には通風孔があり電源ファンの熱風を底面から抜く。PCケース、電源ともにコルセアなのでぴったりセットできた。ケース背面に4箇所ねじ留めする。

この電源は24ピン電源と8ピン電源以外は最初からついていないプラグイン形式、必要な分の電源コードを挿すので不要な電源コードがなくすっきりする。このコルセアの電源7年保障がついているのだが、最近初期トラブルがあるとネットの書き込みで目にすることが2、3回あった。

24ピン電源と8ピン電源をマザーボードに接続し電源を供給。

グラフィックボード取り付け

グラフィックボード取り付け

内臓ビデオがないのでIOパネルにモニター出力がなく、グラボが必須となる。PCI-Express x16スロットにグラフィックボードを挿す。

一番上の青いスロットを使うのでその位置にあたるケース背面のスロットカバーを、このグラボはHDMIをはじめに各種4つのモニター出力端子がありスロットが2段となるから2段分ねじをゆるめてとりはずす。

スロットの端のレバーを外に開いて、スロットの内側にある切かきにあわせてグラボを真っ直ぐ(垂直に)さす。金色の端子が均等になるように(斜めにならないように)、正しくグラフィックボードが挿すことができたらスロットカバーのねじ位置がピタリ合うのでねじを元のとおり締める。

このグラフィックボードは専用電源が必要なので、電源ユニットから6ピン電源を取り出しグラボに接続する。なおPCIスロットに刺さっている噂のPT2は最初の組み立て時には取り付けていなかった。

起動テストをおこなう

グラフィックボード取り付けまで終わったら、起動テストを行う。なお、オンボードグラフィックが使える場合(IOパネルにモニター出力がある場合)は、電源ユニットを取り付けたあとに起動テストをおこなう。

なぜこの段階で起動テストを行うのか?CPU、メモリー、電源と最小構成でテストをおこなうことで起動しなかった場合の原因の特定がしぼりやすくなるからだ。多くのパーツを取り付けたあとにテストで不具合が出た場合、原因がわかりにくくなるということ。またCPU、メモリーなどはPCの根幹のパーツだから不具合の原因にもなりやすいから。

モニター、キーボードをつないで電源ユニットをコンセントにさし、マザーボード上の電源スイッチをプッシュ。起動に成功すればモニターにCPUやメモリーの情報が映し出されるはず。

さてどうだ!・・・モニターにな~んにも映し出されない真っ黒のまま・・・モニターの電源もONになってるし・・・『やっぱCPUを取り付けた時の“ミシミシ”という音・・・』などと不安が横切る。メモリーの取り付けを再確認したりするが別段問題もないし・・・と色々見ていると電源ユニットのスイッチが入ってなかった。

パチッと電源ユニットのスイッチを入れて再びマザーの電源スイッチをプッシュ・・・CPU Core i7 2600 RAM 8G などなどモニターに映し出されてめでたしめでたし。CPUもメモリーもちゃんと認識された。

起動テストも成功ということでここまでの組み立ては問題なし。続いてCPUクーラー(水冷)、SSD、HDD、光学ドライブの取り付け、そして初心者にはわかりづらい各ドライブ、ファンなどの配線となる。続きはパート3で備忘録にしていこう。