女性の腰痛

2009-04-30

女性の腰痛

女性の腰痛腰痛といえば男性よりも女性の方が、痛みに悩んでおられる人が多いのではないでしょうか。
女性は生理、妊娠、出産、産前産後、更年期など急激なホルモンバランスの変化による体内環境の変化などをきっかけに、腰痛を抱えて、悩むことが多いと言われています。
女性は生理、妊娠、出産など体内での変化により分泌されるホルモン量、また女性ホルモンの種類が違います。

体内で急激な変化がおこるきっかけが女性には多く存在し、またそのからだの急激な変化時が腰痛を起こす引き金であり、言い換えれば、女性には腰痛発症の時期が多く存在するということになります。

生理中、生理前後、多くの方が腰痛で悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。生理中、生理前後は、イライラ感や腹痛など他のいろんな不快な症状もでてくるかと思いますが、それらの症状に腰痛が加わるので専門的な医療機関で相談されたりや薬の処方を受けている人もいるようです。

医療機関で相談、薬の処方以外に、腰痛を含めてそれらの不快な症状を和らげるには、精神的にリラックスすることも痛みを和らげる一つなのかもしれません。特に女性の場合、からだと精神的な部分は密接な関係にあるかと思います。

女性の腰痛妊娠中は普段と別の種類のホルモンが分泌されると言われています。
特に妊娠後期、出産前になると出産しやすくする為に体を緩めようとするホルモンの分泌と、胎児の成長に伴ってお腹がどんどん膨むために腰痛が起こりやすくなる様です。

出産でお腹が大きくなることによる腰痛と少し意味合いが違うのかもしれませんが、以前腰痛の治療を受けている時CTスキャンでからだを検査したのですが、CTの検査技師が画像を見て「お腹を少し引っ込めたら腰痛治るのではないかなあ」と言っておられました。確かに当時は腹回り87cm以上のメタボでしたので、お腹の中にはかなり内臓脂肪が溜まっておりました。

出産時は元々腰痛を抱えてられる方は注意が必要となる様です。骨盤矯正ベルトなどを利用するのもひとつの対処法のようですが、あまりにも締め付けると胎児に影響があるかもしれませんので、医師に相談するべきでしょう。

また、出産直後も出産での大きな負担がかかっていたり、赤ちゃんを抱き抱えたり、腰に無理な負担がかかり腰痛が悪化する場合があります。私の母も長男である私(初産)を出産後、出産による負担と出産後の肥満により長い間腰痛に悩まされていたそうです。

更年期になると骨粗しょう症により体の骨がもろくなることもあるので注意する必要があります。骨が脆くなって骨折しやすく、筋肉も衰え、腰痛も起こりやすくなります。

女性の腰痛は痛みの強さも、腰痛の期間も人ぞれぞれのホルモンバランスなどの体内変化により大きく異なります。腰痛で悩んでおられる女性は早めに医療機関等で相談される方がいいと思います。