SSD・HDD・光学ドライブ取り付け 初めてのパソコン自組み立て 組立編4

2011-04-15

SSD・HDD・光学ドライブ取り付け 初めてのパソコン自組み立て 組立編4

光学ドライブ・SSD・HDD取り付けさていよいよPC組み立ても佳境にさしかかってまいりました。主要なパーツ、CPU・メモリー・電源・グラフィックボードを取り付けての起動テストも問題なかったのでこのころにはちょっと余裕がでてきました。 続いて光学ドライブ・SSD・HDDの取り付け及び電源と接続配線にかかります。
各パーツの取り付け自体は別段それほどむずかしくないのですが、初心者にとってややこしいのが電源や接続配線。どこにつなぐねんとなりますが、まあマザーボードのマニュアルを見れば大体わかりますし、間違ったところに接続しようとしてもピンの本数が違ったりとつながらないようになっています。
また電源にしても基本的にピン、ソケットの形状が同じコードから電源を取ればいいのでなんとかなります。ちなみに私が使った電源は使う分の電源を電源ユニットにコードを挿して取り出すプラグイン方式で(24ピン電源と8ピン電源を除く)、付属のコードの中からソケットとピンの形状を見て、適当に(笑)電源を取り出しました。

光学ドライブ取り付け・配線接続

光学ドライブ取り付け・配線接続

1.まずは上左の画像のように5インチベイのフロントパネルをとりはずす。
PCケース内部から5インチベイに手を突っ込むとフロントパネルの両端にストッパーがありそれでパネルは固定されているので両方をつまんで外側方向に押せば簡単に外れる。

2.光学ドライブを5インチベイ内側のレールに沿って押し込む
光学ドライブをPC内に押し込んでゆくと、大体フロント面とツラいちのところでカチッとロックされる。とまらない時はちょっと奥ばるところまで押して、PC内から少しづつ外に戻してやればロックされる。

3.両サイドからねじ止め
画像には写ってないのだが、ベイの両側にねじ穴があるので光学ドライブを5インチベイにねじ止めする。

4.上右の画像のようにSATAケーブルでマザーに接続、SATA電源をつなぐ
電源ユニットからSATA電源を取り出して光学ドライブ裏の電源入力ソケットに接続する。SATAコードでマザーボードのSATA2(3Gb)ポート5(青色ポート)に接続する。

このマザーボードにはSATA3(6Gb)が4ポートあり、はじめはこのマザーボード独自に増設されている。SATA3(6Gb)ポートM1(白色ポート)に接続していたのだが、OSインストールの際このドライブが起動ドライブ(ブートドライブ)として認識されなかった。BIOSの設定でブートドライブの順番を決める設定があるのだがそこに光学ドライブがなかったのだ。

さらにBIOSの設定項目を見ていくと、SATA3(6Gb)ポートM1、M2をブートドライブとして許可という設定項目があり、そこが“いいえ”になっていた(英語で書かれてるので推測 苦笑)。

その項目の注意書きをみると、SATA3(6Gb)ポートM1、M2をブートドライブに設定すると不具合が発生することがあるので推奨しませんといったようなことが書いてあるようだ(もちろん英語で書かれてるので推測 苦笑)。ということでSATA2(3Gb)ポート5に接続することにした。

ちなみにサンディブリッチが登場した際、チップセットの不具合でマザーボードのリコール騒動が起こったが、このSATA2(3Gb)ポートが時間の経過とともに転送速度が低下してしまう恐れがあるというものだった。もちろんこのマザーボードはB3ステッピングに改修済みのSATA2(3Gb)ポートである。

以上で光学ドライブ(ブルーレイ)の取り付け・配線接続終わり。

SSD・HDD取り付け・配線接続

SSD・HDD取り付け・配線接続

1.上左画像のようにPC内の3.5インチシャドウベイよりマウンターを引き出す
シャドウベイよりマウンターを引き出す。レバーをつまむようにすればスッと引き出すことができる。

2.引き出したマウンターにSSD・HDDをセット
SSDは2.5インチなので3.5インチのマウンターにはキッチリとセットできないので、上右の画像のようにねじ穴(4箇所)を利用してマウンターにセットする。裏側からねじを通して固定する。
3.5インチHDDはサイドの4つのピンでマウンターにセットする。ハードディスク本体のサイド4箇所にピンを挿す穴が開いている。

3.マウンターをシャドウベイに戻す
シャドウベイのレールに沿って押していけばカチッとロックされる。マウンターがガタつく場合はゴムブッシュがあるのでピンにはめる。HDDは上右の画像の下の方にあるように、サイドからねじ止めする。

SATA電源・SATA3ケーブル

4.上左画像のようにSSD・HDDにSATA電源・SATA3ケーブルを繋ぐ
電源ユニットにSATA電源コードを1本挿してSATA電源を取り出し、SSD・HDDに電源プラグを接続。1本のSATA電源コードには4つの電源プラグがあるので、SSD・HDDで共用できる。光学ドライブもSATA電源を共用できるが、電源に余裕があるなら別のSATA電源コードに分けた方がよいだろう。

その昔1本の電源コードを複数のドライブで共用して負荷がかかって燃えてしまったという話もあったとか・・・まあ今時の電源ユニットはそのあたりの安全回路もあるだろうから大丈夫だろうけど。SSD・HDD各々にSATA3ケーブルを繋ぎ、マザーボードSATA3ポートに接続する。

5.上右画像のようにSSD・HDDからのSATA3ケーブルをマザーボードSATA3ポートに接続
SSDからのSATA3ケーブルをマザーボードSATA3ポート0(白いポートの上)に接続、このポートがシステムドライブとなる。

SSDは従来のHDDと違って稼動部品がない、簡単にたとえるならフラッシュメモリー(メモリーカード)みたいなもの。回転しているディスクをプラッターで読み込んで(書き込んで)いく構造ではないので読み込み速度が速く、そして無音、稼動部がないので物理的にこわれにくく、衝撃に強くモバイルPCなどに最適。ただ現時点では高いのが難点。

私のSSDは64GBでOSとシステム、ドライバー、OSに近いセキュリティソフトやブラウザなどのソフト・プログラムのみしかSSDにはいれていない。それでも容量の60%くらいはもう使用している。

別段私は高価なソフト、プロユースのプログラムを使うわけでもなく、使用しているほとんどのプログラム・ソフトが無料のものなので(無料で提供していただいてる作者様に感謝)、普通のHDDに割り振ってそれらのソフトをインストールしている。(普通のHDDと言ってもSATA3 6Gb対応)

HDDからのSATA3ケーブルをマザーボードSATA3ポート1(白いポートの下)に接続する。このHDD(2TB)をパーティションしてデータや普段使うプログラム・ソフトをインストールしている。

上右の画像を見ればわかるように白いポート(2ポート)と青いポート(4ポート)にまたがって黄色い文字が書かれた黒いシールが貼られているが、この6ポートが元々のチップセットのポート、一番上の白いポート(2ポート、M1、M2)がこのマザーボード独自に増設されたSATA3ポート 6Gbとなる。

黒いシールには、『ええ仕事そして起動時間むちゃ速の為に、ブートデバイスとしてSATAポート0~5にHDDをつないだ方がいいんとちゃうかあ~』と書いているような(英語なのであくまでも推測 苦笑)

起動時にメーラーが立ち上がらないようになどできるだけサービス起動しないようにしているのだが、今のところ実際の起動時間は23秒ほどになっている。

ということでSSD・HDDの取り付け・配線接続終わり。

次はフロント上部パネルの電源スイッチ、リセットスイッチ、USB2.0、USB3.0、IEEE1394、HD起動LED、ヘッドホン・マイク、ファンコントロールなどの配線についての備忘録。一応これらの配線ができればPC組み立ては終わりとなり、モニター・スピーカー・LANなどを接続して、OS、各ドライバなどのインストール、設定となる。